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【なぜ僕らは働くのか?⑧】

整体の専門学校を見学させて頂くことになりました。

案内してくれたのはニコニコして優しそうな眼鏡をかけた若い男性でした。

全日制では整体、福祉、美容の3クラスがあり、夜間も整体のクラスがあるということでした。

校舎内を歩いているとイメージが膨らんできます。

「もし、仮にこの学校に通うことになったとしたら、昼間働きながら夜に整体のクラスに通うことが現実的かな?」と1人妄想していました。

先生とは私の職歴や現在の状況など他愛もない話をしていたと思うのですが、

突然、先生が真剣な表情になると驚きの言葉を発せられました。

「渡邉さん、ウチの学校に生徒ではなくて先生として来てくれませんか?」

私「えっー!」

先生「僕は渡邉さんのことが氣に入りました。是非ウチの福祉のクラスで講師として働いてください!」

「昼間は講師をして、夜間に整体のクラスに通われたらいいと思います。どうでしょうか?」

眼鏡の先生は学院長の息子さんでした。

学院の中では学院長に次いで、責任のある立場の方です。

先生「私は今の学校の経営や教育方針に疑問があり、古い体質を変えたい。」

「これからどんどん魅力のある学校にしたいと考えているので一緒に協力して欲しい」と言われました。

私は単なる見学のつもりで訪れたのですが、全く想像しない状況にビックリしました。

また、その時に具体的な労働条件も掲示されましたがその内容にもビックリ!

給料だけで言うと

前職の数倍の金額が掲示されました。

これだったら、昼間働いて稼いだお金で夜間の学校にも通うことができるのではないか?

「こんなチャンスは滅多にないぞ!」

私はすっかり浮かれて舞い上がってしまいました。

しかし、「人生そんなに甘くない」ということを
この後経験するのでした。

つづく

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