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【なぜ僕らは働くのか?⑬】

一日でも早く開業したかった私は

勤めていた職場を辞めた

次の日に開業することにしました。

整体院や治療院で働いた経験もなく、何をどのような流れで仕事をしたら良いのかも全く分かりませんでした。

不安だらけの状況でしたが

生まれ育った地元の近くで開業したこともあって

家族、親戚、友人の応援のお陰もあって良いスタートが切れました。

この時は自分の実力に伴わない、順調な滑り出しに完全に勘違いしていました。

開業直後の1~2カ月は家族、親戚、友人がローテーション制のように来てくれたり、物珍しさで来店される方がいただけだったのです。

当然、3か月目あたりから

来客数は緩やかに下降線を描いていきます。

家賃を払うのがやっとで

利益を出すことができない

収入が少ないと精神的にも

落ち込んでしまうものです。

氣持ちに余裕もなくなり、

大きな体はどんどん小さくなっていきます。

ヤバイ!

これからどうしよう・・・

仕事がうまくいかないと

何をするにも

楽しめず

食事していつも

寝ていても

遊んでいても

心ここにあらずの状態

しかし

この現状を変える為には

何か行動せねばならず

一層のこと

「夜だけでもアルバイトを始めようかな?」と

求人案内の本を手に取りました。

しかし

今、ここでアルバイトをしてしまうと

現状を変えることができないような氣がして

思い留まりました。

「でも、どうしよう?」

そんな時に

私のことをいつも氣掛けてくれる

兄弟子から連絡がありました。

そうだ

「尊敬する兄弟子に会いに行こう!」

私は福岡にいる兄弟子に会いに行きました。

兄弟子は

仕事でもプライベートでも

とても生き生きとしており

私の憧れの存在でもありました。

「どうやったら兄弟子のようになれるのかな?」と

考えた私は

「兄弟子の考え方や行動を徹底的に真似しよう!」

そう心に決めました!

それから

兄弟子には

「どんな本を読むんですか?」

「どんな勉強をするんですか?」

「休日はどう過ごしているのですか?」

とにかく同じ行動をしよう!

しかし

長崎から福岡に行くにも交通費がかかります。

同じセミナーに参加するにもお金がかかります。

何をするにも先立つものがありませんでしたから、

セミナーに参加した兄弟子の話を聞きに行くという事をやっていました。

今、考えると相当迷惑だったと思いますが、嫌な顔一つせずに惜しみなく色々な事を教えてくれました。

ある時

兄弟子から

一人の講演家のCDを頂きました。

「渡邉さん、これ面白いから聴いてみて!」

その一枚のCDが

後の私の人生を

大きく変えることになるとは

この時は思ってもいませんでした!

つづく

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