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【なぜ僕らは働くのか?➉】

整体の学校に入学する予定が

ひょんなことから生徒ではなく

先生として働くようになりました。

夢の実現をと思って
門を叩いたつもりが

いつの間にか

お金の為

ご飯を食べる為だけの

働き方に変わっていました。

それが悪いという訳ではないのでしょうが

私には合っていなかったんだと思います。

結局、半年程で退職しましたが、

こんな中途半端な自分が情けないと思う氣持ちもありましたが

ホッとしたのが正直な感想です。

それからは初心に返ろうと

また、介護の仕事に復帰します。

デイケアの管理者として

ある施設の立ち上げから関わることになりました。

ここでの経験は自身のお店をつくるときに非常に役立ちました。

新たな資格も取得し、スキルアップしていきました。「自分には福祉の仕事が合っているんだ」と自らに言い聞かせるように仕事に没頭しました。

ある時、ソフトの試合でファールボールを追って全力で走りました。

グランドのファールラインを越えるとツルツルのタイルになっている区域があります。

私は夢中になっていたので、それに氣づくこともなく、タイルに足を掛けた瞬間に思いっきり転倒し、地面のタイルで頭を強打しました。

一瞬で目の前が真っ暗になり、何が起きたか分かりませんでしたが、氣がつくとチームメイトが集まって私を覗き込んでいました。

恐らく脳震盪を起こしたのだと思います。

チームメイトに付き添われて病院を受診しましたが、幸い異常は認めらませんでした。

しかし、それ以来、常に首が痛くて日常生活の中でもいつも違和感を感じ

首を傾げたり、首をポキポキ鳴らすのが癖になっていました。

デイケアの仕事では利用者さんをご自宅まで送り届ける送迎サービスがあります。

ある利用者さんをご自宅にお送りした時に、家族の方から「渡邉さん首をどうかしたの?」と声を掛けられました。

どうやら、私は無意識に首を触ってたようです。

私は正直にソフトの試合で首を痛めたことを話すと

「それだったら首を治療する専門のカイロプラクティックの治療院があるから紹介してあげるよ」と

後日、利用者さんの家族と一緒に施術を受けることになりました。

この事故がきっかけで後に私が上部頚椎カイロプラクティックの道を志すことになるのですから

私の人生は
「人間万事塞翁が馬」その言葉そのものだなぁと思います。

つづく

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